キルギス七不思議
1,998年8月に初めてキルギスに来てから、不思議だと思った事項です。 1999年10月
1.日本にもいるぞ、という顔がたくさん、でも日本語を話さない。
日本人と似ている、どう見ても日本人、という顔がたくさんいるけれど、キルギス語やロシア語で話している。不思議です。
中国や韓国の人より日本人に似ているのは、どうしたことでしょうか。
2.日本にもあるぞ、という物がたくさん。
うどんに似た「ラグマン」、餃子に似た「マンティ」、肉まんに似た「サムス」、おこしに似た「チュクチュク」、炊き込みご飯に似た「プロフ」などがある。楽器のコムスは、三味線と同じ三弦楽器である。
米では、オシュに近いウズゲンで作っている「ウズゲン米」は小豆色で、赤飯の色である。この米を見たとき、「赤飯だ」と叫んでしまった。日本人が赤飯にしているのは、これが原型ではないかと思う。
中国系ドゥンガン人の踊りは、盆踊りの手の形にそっくりだ。夏に食べる「アシランフー」は、冷そーめんという感じがする。ドゥンガン人の作るメンは、手で引き伸ばしていく。ラグマンにはこのメンがよく合う。
似ているものがたくさんあって、日本人のルーツを感じてしまう。
3.風が吹くと天気が変わる。気温の変化が大きい。
風は、いつもはあまり吹いていない。そよ風程度しか吹かないけれど、木の枝をゆするほど吹くときがあって、その後に天気が変わる。雨や雪になることが多い。
風が吹くと桶屋がもうかる、ではなくて、天気が変わるビシケクである。
気温は、昼間でも日が隠れると、10度以上気温が下がってしまう。夏では、昨日は40度、今日は20度で肌寒いことがよくある。
4.車道をどこからでも横断する。信号の間隔は短い。
交通量が多くないとはいえ、信号にはお構いなし、途中からでもどんどん渡る。
日本と違って、人間優先だからなのか、また、車はゼイゼイ言いながら走っていて、スピードが出せないし、という条件があるからなのかわからない。
母子が手をつないで、道路の途中から渡っていくのを見ると、親子心中かと思ってしまうのは、私だけでしょうか。
信号は、「青」から「青」の間隔が10秒ちょっとくらいしかない。「青」が点滅してから「黄色」に、そして、すぐ「赤」に変わる。
人は「青」が点滅すると渡り始める。車は点滅すると停止する。間隔が短いので、このタイミングでないと反対側まで渡ることができない。途中で信号が変わってしまっても、道の中央で待っていれば、車は避けてくれるし、すぐ次の信号になる。
渡りはじめのタイミングに慣れるのが大変で、最初は地元の人がいるときにしか渡らなかった。
5.食料品は安い。
大体、日本の10分の1から20分の1くらいの値段である。
野菜など、きれいにして売ってはいないし、米はごみやシイナが混じっているが、じゃがいも、にんじん1k10円、トマト1k5~10円、米は1k75~100円くらいで売っている。乾めん1k40円、紅茶100g50円。
カフェで、二人で昼食を食べて300円くらいだろうか。ラグマン50円、ペリメニ70円、ナンと紅茶で10円、皿に肉とご飯で120円くらい。レストランは少し高い。
食料品以外は、相対的に高くなる。それでも電気製品は、日本より安いものがトルコ、韓国、中国からたくさん入っている。
6.バザールは大小たくさん、キオスクはそこらじゅうにある。
市場(バザール)では、朝市のような形式で食料、日用品、電気製品などを売っている。大きなバザールはルイノックと呼ばれていて、市内に四つある。小さなバザールは、あちこちにある。
新聞、飲み物、パンなどは専門のキオスクがあり、交差点やバス停などにたくさん立っている。
7.ホテルの庭で、羊が草を食べている。
首都の大通り、日本でいえば新宿辺りを馬に乗った人が渡ったり、大通り脇の歩道で羊が草を食べている。田舎の雰囲気をたくさん残している。
「イシククリホテル」の庭で、牛が草を食べていた。大学近くの歩道で、よく羊や牛が草を食べている。人が歩いているのに、街路樹をリスが行ったり来たりしている。
こういう感じは、非常に好ましいと思う。アルマーティでは車や人が多くて、羊がのんびり草を食べるどころではない。
8.道路に穴が開いている。下を向いて歩こう
歩道の真中にあるマンホールのふたがなくなっていて、ぽっかり穴が開いている。それから、橋の踏み板が落ちていたりする。夜は明かりもなく暗いので、落ちる人もいるだろう。
夜は特に、昼間でも下を向いて歩かないと危険。
9.町は、ひまわりの種で埋まっている。
歩きながら、ぽりぽりと食べている。最初は、何を食べているのかわからなかった。セミチカという、ひまわりの種を炒ったものを、歯で殻を割って食べる。
上手に食べるが、殻をそこらじゅうに捨てていくのが困る。町が埋め尽くされるのでは、と思うほどだ。
キルギス七不思議 紀要原稿
1.日本にもいるぞ、という顔がたくさん、でも日本語を話さない。
日本人と似ている、どう見ても日本人、という顔がたくさんいるけれど、キルギス語やロシア語で話している。
2.日本にもあるぞ、という物がたくさん。
うどんと「ラグマン」、餃子と「マンティ」、肉まんと「サムス」、おこしと「チュクチュク」、炊き込みご飯と「プロフ」など似ている食べ物がある。南西部のウズゲンで作っている「ウズゲン米」は、小豆色で赤飯の色である。楽器では、三味線と同じ三弦楽器の「コムス」がある。
3.風が吹くと天気が変わる。気温の変化が大きい。
風は、いつもはあまり吹いていない。木の枝をゆするほど吹くと雨や雪に天気が変わる。
気温は、昼間でもすぐに10度以上下がってしまう。昨日は40度、今日は20度で肌寒いことがよくある。
4.車道をどこからでも横断する。信号の間隔は短い。
交通量が多くないとはいえ、信号にはお構いなし、途中からでもどんどん渡る。
信号は、「青」から「青」の間隔が15秒くらいしかない。人は「青」が点滅すると渡り始める。これでないと反対側まで渡ることができない。タイミングに慣れるのが大変だ。
5.バザールは大小たくさん、キオスクはそこらじゅうにある。
市場(バザール)では、朝市のような形式で食料、日用品、電気製品などを売っている。人々のエネルギーを感じる場所だ。
6.ホテルの庭で、羊が草を食べている。
首都の大通り、日本の新宿辺りを馬に乗った人が渡ったりする。田舎の雰囲気をたくさん残している。大学近くの歩道で、よく羊や牛が草を食べている。人がいるのに、街路樹をリスが行ったり来たりしている。こういう環境は、好ましいと思う。
7.町は、ひまわりの種で埋まっていく。
歩きながら、ぽりぽりと食べている。最初は、何を食べているのかわからなかった。
上手に食べるが、殻をそこらじゅうに捨てていく。町が埋め尽くされるのでは、と思うほどだ。
HE DAHO (あなたとわかち合えない) 歌 HI-FI
- あなたとわたしは 分かり合えない
なぜ、風は喜んで吹いているのか
なぜ、子供たちは人の良さで残酷になるのか
なぜ、人に知らせるために、誰かが死ななければならいのか
なぜ、神はこの世に たくさんの「なぜ」を残したのか
(コーラス)
# 今日という日は もう返らない 自分の道を 急がないで行ってくれ(2回くりかえし)
それほど用心深くなく 歩みを進めてくれ
やさしく教えてくれ やさしく教えてくれ どうか やめるように
# どうか すぐにやめるように
2.それでも太陽が光をくれる そして夜は静けさで満たされる
たくさんの心配事は 次の日をすぐに来させる
頭を振っただけで わたしとあなたは知っている なにしろこの世界、この光すべて
風が歌を口ずさんだので 愛なしの うだる暑さが少しあるのさ (意味不明 翻訳不可)
(コーラス) #~#くりかえし
- Нам не дано c тобой понять
Чему так радуется ветер
И почему от доброты бывают так жестоки дети
Зачем кому-то умирать
Чтобы он нами был замечен так
Много разных почему Оставил бог на этом свете
(コーラス)
# День уходящий не вернуть
Не торопись пройти свой путь
Не осторожный сделав шаг,
Просто скажи, просто скажи, да будет так
# Просто да будет так
2.Но все же солнце дарит свет
А ночь покоем укрывает
Заботы тянут новый день
И только головой качает
Ведь этот мир и этот свет
Все то, что ветер напевает
Немного зноя без любви
И ты, и я об этом знаем
(コーラス)
# День уходящий не вернуть
Не торопись пройти свой путь
Не осторожный сделав шаг
Просто скажи, просто скажи, да будет так
# Просто да будет так
КҮзгү нѲшѲр (秋の雨は どしゃ降り) 歌 ベイシェケーエフ
1. 黄色い落ち葉が 積もっていくと
思い出たちが 私を連れにくる
窓に近づき 外を見ると
木々は静かに かわいそうな私を見つめている
(#)私の心は こんなに恋しがっているのに
あなたはどんな男に 心を渡してしまったのか
秋のどしゃ降りは 止まずに続く
あなたの涙で 降っているのか
それは涙で 涙で降っているのか
(#) 涙で 涙で降っているのか
2.景色を見ても そんなに気分は良くならない
木々も私には目に入らない
あなたとの思い出のものも 私には見えない
私がみているのは あなただけ
(#)~(#) くりかえし
3.いつまでも わたしといると あなたは言った
雨の空も 暗く曇っている
あなたを見なくとも 名前を聞いただけで
心の中に花が咲き、幸せになります
(#)~(#) くりかえし
КҮзгү нѲшѲр
- Сапырылган сары жалбырак
Санааларга мени азгырат
Терезеге келип тигилсем(ай)
Чнсүз дарак тиктейт жалдырап
(#) Жаш жүрѲгүм мынча кайгырдыҢ
КѲҢүл күшүн кимге алдырдыҢ
Күзгү нѲшѲр тынбай тѲгүлѲт(ай)
КѲздѲрүҢдѲн жааган жамгырбы?
КѲздѲрүҢдѲн жааган КѲздѲрүҢдѲн жааган
(#) КѲздѲрүҢдѲн жааган жамгырбы?
- Теребел да мынча КѲҢчлсүз
Теректер да ойдон бѲлүндүл
Тегерете курчап буюидар(ай)
Термелишип тиктейт ѲзүҢсүз
(#)~(#)くりかえし
- Болом дедиҢ ѲзүҢ түбѲлүк
Асман дагы бүркѲ түнѲрүп
ѲзүҢ тургай атыҢ уккандаҢ(ай)
ЖүрѲгүмдѲ түрчу гул Ѳнүп
(#)~(#)くりかえし