カルチャーショック 第 2部 7

キルギスのカルチャーショック 第2部 7    2018年3月

まだ頭が疲れていないようで記事は浮かんできます。カルチャーショックというよりエッセイの様相になってきましたがキルギス情報なのでいいかなと思っています。

 

1.円形交差点

ヨーロッパではよくある円形交差点ですがビシケクでは1か所(たぶん)アフンバエバ通

とアルマティンスカヤ通との交差点にあります。左回りに進みますがあまり流れは良くない。

ここしかないので慣れないのでしょう。

日本にもあるとインターネットで見ました。愛知県かどこだったか?

 

2.パノラマ台

ビシケクの円形交差点近く、少し南側に行った高台を上がると通称パノラマと呼ばれる市内

を展望できる場所があります。カフェが2軒あるだけですがお茶やビールを飲みながら町を

眺めるのもいいでしょう。カフェに駐車場はないのですが通る車が少ないので路肩駐車で問

題なし。

ここは「ダーチャ」と呼ばれる、週末を過ごす別荘地への入り口です。

3.円形街区

来たばかりの頃ビシケクの地図を見たら、あれ?丸い形の町がある。という訳で興味本位に

行ってみました。大きい街区なのでそこに立って見て道が円形に曲がっている感じはなかっ

たです。モスクワにこういう街区があるのかどうか、試行的に設計したのかもしれません。

 

4.スクランブル交差点は無理

渋谷のスクランブル交差点の話題がインターネットに出ています。外国人はこれを見たり旅

行で実際に行ってみて驚くようです。それは、

1)信号が変わるまで誰も渡らない

2)多数の人が同時に渡るのに衝突などの混乱はない  からです。

この交差点をビシケクか中央アジアに設定したらどうなるでしょう。

1)みんな信号無視して渡るから意味がない

2)一斉に渡ったらお互いにぶつかり反対側に着く前に信号が変わる

多分こうなってすぐに中止されるでしょう。

 

5.ガスを点けたまま外出

何回か目撃しましたがキルギス人は煮物の小さい火とはいえガスを点けたまま外出します。

私が一緒に帰ってきたらガスが点いていて慌てましたがキルギス人は気にしていない。小さ

い火でも何があるかわからないのに。遊牧時代にかまどで料理していた火の扱いと同じ感覚

ですね。これでよく爆発が起きないものだと感心します。

 

6.子供の旅行は大変

教師が学校の生徒を連れて飛行機に乗る、またはカザフなど外国に行く時は手続きが大変で

す。パスポートは18歳からなので、まず出かけてもいいと言う親の承諾書を作って公証人

の判をもらいます。それとキルギスで生まれた証明書(これは手帳のような形式になってい

ます)が必要でこれらを旅行会社や国境検問に持って行きます。

最初聞いたときはびっくりしました。ソ連時代は閉鎖政策だった。外国人と話すとスパイ扱

いされ警察に通報されたそうです。

 

7.突然休日に

キルギスでは突然、祝日と祝日、日曜などの間が休日になります。予めわかっているから決

めておけばいいと思うのですがいつも直前にならないとわからない。

それと休日になる会社、大学などの決め方が理解不能。週5日営業の会社などは休日になっ

て、週6日の会社などは営業となります。週5日だけ授業がある大学は休日になり6日ある

大学は授業となるわけです。どういう都合で決めたのか、ソ連式ですね。

 

8.教師は日雇い労働者

教師の給料は週、または月何時間教えているからという日給月給制です。これは学校も大学

も同じです。大学によっては教師の給料をプール制にして配分するかもしれません。しかし

上司がピンハネするかも。

給料が安いので二つの大学を教える教師もいます。日本語関係ではありませんが学生から何

かと理由をつけて金を集める教師もいるようです。出張旅費を上司が横領、教師は学生から

徴収と言う構図もあり歴史が古い大学ほどこの傾向があります。ソ連は横領、贈収賄、書類

改ざんが常態だったようです。理想に燃えどういう国を造ろうとしたのか。

警察官も給料が安いので外国人にたかり小遣いを稼ぎますがそれと同じわけです。

 

9.1年早く入学も可

学校(小中高一貫学校)には6歳で入学します。しかし、私は1年早く入学しましたと言う

学生が結構いました。子供が早く勉強したいと言っているからと入学を早くさせたとか理由

は色々でした。他に飛び級の制度があって優秀な生徒は1年早く進級します。

 

10.何と音声入力辞書変換

学生が携帯電話でインターネットを利用し音声入力の和露辞書変換をしています。日本語を

マイクに入力すると漢字・かなやカタカナで表示され同時にロシア語が表示されます。単語

だけでなく結構長い文章でも変換可能。

最初はえー!と驚きました。今はこういうこともできるのか!音声入力は昔から研究されて

いましたが特定の人の単音を入力しても単語や文の認識は難しかった。今は学生でも私の声

でも事前入力なしで音声入力変換ができるのです。思わず「あんたはえらい」と言ったら

「あんたは偉い」と変換されロシア語も正しく表示されました。コンピューター君、あんた

は偉いよ、意味は分かったかな。

後は文字を写真に撮って変換する機能もあるようで進歩が凄いです。映画スターウオーズに

出てきた通訳ロボットが現れる日も近いことでしょう。

 

11.両替レートの謎

ドルをソムにする時ビシケクの通称モス・ソビエトやマナス・モスクワ通りの私設両替所を

利用した方も多いでしょう。ここに何軒もある両替所毎のレートが異なっています。前から

不思議でしたがどうも利用客を分散する様に時間帯で交換ルートを変えているようです。近

くにある銀行も同様に時間帯で変わります。

ずっと観察していればわかりますがそんな暇人はいませんね。

 

12.ロシア語の変遷

ソ連時代、ビシケクの学校でキルギス語主体に教えるのは1校しかなくロシア語主体だった

のです。しかし地方ではキルギス語主体なので地方から来たキルギス人学生とビシケク育ち

の学生が使用言語のことで喧嘩になったと言います。「お前はどうしてキルギス語を話さな

いんだ!」という訳です。

公用語をロシア語に加えキルギス語を併用するとしたのは初代大統領時代の2000年前後でし

た。今はキルギス語だけになっているのでしょうか。

第1回クーデター(2005年)後からビシケクに地方、特にオシュ地方からの人が入って

来たのでロシア語使用率は減ってきました。ミニバスで運転手にロシア語で伝えたら、あ?

と聞き返されたりしてロシア語の肩身が狭くなっているのは確実です。やがて外国語の一つ

になっていく。

13.生放送

ロシアのテレビ放送で生放送の討論番組を始めたらキルギスでも早速パクって始めました。

しかし予算も人も少ないのでしょうロシアとは比べ物にならない簡単な番組になっています。

2,3人のゲストと司会者の対談が大した話題もなく続くというものです。

今までもロシア放送のパクリ番組はいろいろありました。俳優、歌手などがサーカスの演技

をするものや素人が自分の特技を披露するものなどです。次はどんな番組をパクるか?

ところでキルギスで連続テレビドラマがまだ登場しません。何年か前それらしいのが始まっ

たのにすぐに消えました。脚本家がいないのか?

 

14.乾燥果物

杏やブドウなどの乾燥果物を売っているので時々買っています。買った店で聞いたら水で洗

ってから2時間位ひたひた程度のお湯に入れて置くと美味しくなると教えられました。漬け

て置いたお湯はジュースのようになるので飲めばいいです。日本で乾燥果物を食べたことは

なかったのに郷に入れば、で新しい世界が広がりました。

 

15.守護霊がいるか

今まで私の身が危なかった出来事を書きましたがまとめると

その1)数秒前に立っていた場所に頭の上から街灯ランプが落ちてきた

ギシギシと嫌な音がしたので数歩移動した途端2m近くある街灯が落ちてきました。

その2)2010年クーデターの際、狙撃現場の近くにいた

まさか狙撃しているとは。大統領府近くで新聞を買っていた人などが犠牲に。

その3)トロリーバスを見ずに道を渡りバスを停めた(2回も)

モスクワ通りを配達で渡る際、反対側を見なかった。原因は疲れ。

などです。

他に何回もカフェに財布、鍵の入ったバックを忘れましたが戻ったらそのままあったり店員

が追いかけて来てくれたりして無事に戻りました。バスに落とした携帯電話も拾った人が連

絡して返してくれました。これは奇跡的!バザールに売られてしまうのが普通でしょう。

 

16.キルギス人?中国人?が搭乗拒否された

オシュからの飛行機でタラップに上がる時かなり酔ったキルギス人?中国人?が大声で喚き

ました。それで係員に搭乗拒否され車で戻されていました。近くに酔って顔を赤くした仲間

もいましたが騒がないので搭乗。

 

17.出稼ぎに出る

キルギス国内の産業が少なく仕事に就けないのでロシア、トルコ、アメリカなど出稼ぎに行

きます。その数は50万人とかニュースで聞きました。モスクワに行った時カフェなど外食

産業で働いているのはみんなキルギス人でした。市内でトルコなどでの仕事をあっせんする

宣伝をよく見かけます。

 

18.アルバイト給料は

学生はアルバイトでカフェなどのウエイター、ウエイトレスに行きます。2年くらい前です

が12時間働いて給料は300ソム(450円位)でした。最近小規模工場で働いた例では

12時間で400ソムとか。ウエイターはまだ同じ給料でしょう。

キルギスに来たばかりの頃ハイアットホテルを造っていて(既存建物の改装でした)学生が

アルバイトに行きました。聞いたら12時間で200ソム、仕事が大変なので皆辞めていく

と言っていました。人集めを担当した人間が自分の収入を増やすよう安く人を使ったのでは。

 

19.キルギスのコンサート

昔、有名なキルギス人歌手のコンサートに行きました。キルギスのこと定刻になっても始ま

らず催促の拍手が起こりようやく歌手が登場。しかし顔は真っ赤。コンサートの前にどこか

の結婚式に出て歌い(口パクですが)ウオッカを飲まされてしまったのでしょう。どうせコ

ンサートも口パクだから問題ないよと言われたかどうか。

 

キルギスのカルチャーショック第2部 8 に続く

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です