サイマルタッシ旅行記 

サイマルタッシ旅行記                  2018年8月

ジャララバード州とナリン州の境にあるサイマルタッシという岩絵のある山岳地帯に行きました。もう10年以上行きたいと思ってしかし遠いので延び延びにしていました。サイマルタッシはキルギス語で「模様を描いた岩」という意味ですから岩絵ですね。1902年に地形調査チームの一員が発見したようです。岩絵としては一番高地(3200m)にあり2番目はスイスにある2900mの場所です。サイマルタッシの岩絵を書いた民族や年代はよくわかっていません。

8月6日(月)晴れ  

 朝7時、バスで西バスターミナルへ。切符は300ソム(約450円)。ナリン行512番バスで8時に出発。10時休憩、35分発。12時45分ナリン市着。運転手にカザルマンに行きたいと伝え旅行会社の前で停まってもらったがあいにく閉まっていた。ふと横を見たらCBTの看板が・・確かツアーや宿泊の案内をする事務所だったなと思い入ってみた。

 事務所でカザルマンに行きたいと伝えたらちょうど2人がタクシーを待っているのでそれに乗れると言う。一人1300ソム(約1950円)で予想より安かった。13時半過ぎ二人のフランス人とタクシー乗車。助手席のキルギス女性にカザルマンまで何時間か、ゲストハウスはあるかなど聞いた。カザルマンまでなんと5時間だと言う。道が悪いというがそれにしても時間がかかる。ゲストハウスは自分の所でやっていて部屋も空いているというので朝食付き700ソム(訳1050円)で頼んだ。一人旅は予約なし飛び込みでも何とかなるものだ。

 2時間くらい経ってナリン川を対岸に渡ってカザルマン方面へ。ここまでの道は舗装してあったが渡ると村の中以外は 未舗装の砂利道。山越えの道が延々と続きこれでは時間がかかる。18時やっとカザルマンのゲストハウス着。聞いていたより早かったが4時間半、暑いし疲れた。先客が二人いて少し経ったら5人の家族連れが車でやって来て総勢10人以上になった。夕食は皆でスープ、肉、ご飯を食べた。家族連れはベルギーからだった。フランス人とフランス語で会話していたので意味不明だが時々英語で聞いてきた。日本も出場しているワールドカップサッカーの話で盛り上がった。

 明日フランス人二人はオシュへ、ベルギー人家族はタシラバードへ行くらしい。ここまで来ているの にサイマルタッシに行かないとは理解できない。ゲストハウスの女将に明日サイマルタッシに馬で行きたいと話しタクシーと馬を予約した。

8月7日(火)晴れ 

サイマルタッシ馬乗り場18年8月
サイマルタッシ馬乗り場18年8月

 サイマルタッシには朝早く出るというので7時朝食。食べていたらベルギー人の父親が「お早う」と 声をかけてきた。まさか日本語を知っているとは思わなかった。サイマルタッシに馬で登るにはタクシー往復1500ソム、馬2頭2000ソム、ガイド料1000ソム、入場料300ソム、CBTへの手数料10%がかかると言われた。高いと言ったらガイドの馬を500ソム、手数料を5%にしてくれて合計4500ソム(約6700円)になった。

 7時半にガイドと運転手が来て出発。フランス人、ベルギー人も準備を始めているようだったが挨拶 はしなかった。帰ってきたらもういなかった。馬がいる所まで車で30分くらい、途中の道は舗装して新しくなっていてまだ先を工事中だ。ビシケク・オシュの道を造った中国の会社が担当しているそうだ。馬で8時半出発。ガイドが私の馬の綱を持って先導した。馬に乗るのはジャララバード州以来だから20年近く経っていて重心の取り方がわからない。登山道を行くので崖あり雪渓あり歩いたら5,6時間はかかる行程を2時間で行く。

途中の雪渓
途中の雪渓

10時半やっとテント場着。鞍にしがみついていたので体が強張って馬から降りるのが大変だった。組

 

サイマルタッシテント場18年8月
サイマルタッシテント場18年8月

み立て式テントが4張りあって世話をする女性がサワークリームに塩を入れた飲み物を出してくれた。ここは3000m位だろうか。周りに残雪が見える。

サイマルタッシ、散乱する岩絵18年8月
サイマルタッシ、散乱する岩絵18年8月

 テント場から上に絵を描いた岩が散乱している。出発は3時頃というのでそれまでは自由行動。岩の辺りを歩き始めたが足が痛くてよろけてしまう。運動不足は困りものだ。人や馬、鹿、川、などの手書きの絵を描いた岩が散乱している。紀元前2000年位の物と言われているが確かではない。神への祭事用だろうがこんな高地にどうしてあるのか、どんな民族が描いたのか?など疑問は広がる。

岩絵の一つ
岩絵の一つ

 ガイドの話ではここは第1サイマルタッシで第2、第3もあるらしい。そこまではさらに高地へ行くので2,3日かかる。馬で行けるというがここまでの行程を考えると乗っていく気はしない。サイマルタッシの紹介映画(4分物らしい)を撮っている人たち5,6人がテント場に下って来た。ドローン空撮をしているという。さっき岩場で聞いた音はそれだったのだ。

 3時前テント場発。途中で私の馬が先へ進まなくなった。乗り方が悪いので嫌がっているのだろう。馬に乗って道や崖下を見ると視点が高くなるので恐怖感が増す。その気持ちが伝わるのだ。5時頃馬場に着。足が痛くて降りられない。次はヘリコプターで来たいとガイドに言った。ゲストハウスに車で6時過ぎに着。昨日の人たちはいなかったがドイツから2人が来ていた。オシュから自転車で二日かけて来た。市内の水が断水していて夕食を作れないというので近くにサムスを買いに行った。足が痛くて歩くにも困った。明日も泊まろうと思っていたが水がないのでは仕方がない。明日はナリンに戻ることにした。

8月8日(水)晴れ 

 朝ドイツ人が朝食は準備できるのかと聞くので水がないから駄目だろうと答えた。しかし女将は準備 していたので私も食べた。ナリンへのタクシーを聞いたらバザールで客を乗せてから8時半ころ来るタクシーがあって1200ソムで行けると言う。タクシーはそのままビシケクに向かうらしいが疲れるから私はナリン下車だ。2日分の宿泊1400ソムと1回の夕食代350ソム計1750ソムを払って出発準備ができた。

 待っていたらドイツ人も出発準備をしている。今日はソンクール行きらしい。その後中国へ抜けフェリーで大阪へそして北海道へも行く計画とか。10月頃になるだろうという。自転車の荷物は40~50キロもあるようだ。8時半ころドイツ人たちが挨拶して出かけた。タクシーが来たので私も出かけた。タクシーは9時頃ナリンへ向け出発。足が痛いので乗り降りに苦労する。12時半ナリンCBT事務所に到着。CBTでゲストハウスを朝食付き800ソムで紹介してもらった。迎えの人が来たのでどこにあるか聞いたら歩いて行けるという。付いていったら建物のすぐ裏が入り口だった。4階なので脚が痛く問題だ。

 ゲストハウスというかアパートの部屋貸しは二人部屋二部屋になっている。私はセミダブルベッドの方に。銀行はタクシーで行った方がいいというので通りで相乗りタクシーを拾った。料金1回10ソムはミニバスと同じだ。通りを行ったり来たりしているので安くてもいいのだろう。銀行がある場所は5行ほどが並んでいた。近くに市役所もあってここがセンターなのだ。夜寝ていたら大家がキルギス人客を連れてきた。

8月9日(木)晴れ

 朝8時に大家がオムレツ、サラダ、パンの朝食をトレイに載せて持って来た。後でわかったが大家は隣に住んでいたのだ。タクシーで市役所近くに行きバザールに寄った。売り子が「ありがとう」と日本語で言うのでどうして知っているのかと聞いたらアニメか何かで覚えたらしい。

 帰って来たらCBT近くにBB550ソム、ホステル400ソムと案内が出ている店を見つけた。「クバットツアー」という名前で食料品店の隣に小さい案内所を併設している。だいぶ安いので明日はそこに泊まろうと思ったが電話連絡がとれずダメだ。それで明日はビシケクに帰ることにした。昼過ぎにスペイン女性が隣部屋に来た。自転車で旅行しているという。スペインにある病院で事務をしているらしい。

8月10日(金)晴れ 

 朝食を食べているとスペイン人が出かけると声をかけてきた。10日後にビシケクに行くというから会いましょうと答えた。8時過ぎ大家にカギを渡し歩いてバスターミナルへ。昨日散歩していたら見つけた。料金所でビシケクへの料金300ソムを払った。乗合タクシーから声をかけられたが400ソムなのでやめた。

 ミニバス8時40分出発。9時30分には3,030mのドロン峠通過。10時40分来た時と同じカフェ ボズサルクンで休憩。11時20分発。ビシケクの西バスターミナルへ13時20分着。涼しいナリンから暑いビシケク(38度C)に着いた。

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