世界遺産と観光

キルギスの世界遺産と観光              2019年10月

キルギスの世界遺産は次の3か所(文化遺産2か所、自然遺産1か所)あります。

1.聖なる山 スライマントー  (オシュ市)

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スライマン・トーの写真 ユネスコのサイトから  右上は古代住居、発掘品などを展示している博物館

2009年にキルギス最初の世界遺産として登録されました。キルギス第2の都市、オシ市近郊にある山スライマン・トーは18世紀に預言者スライマーンが逗留したとされる伝説に従い名付けられました。キルギス語で「スライマンの山」という意味です。昔からイスラム教徒にとって重要な巡礼地であり崇拝の場所となっていて頂上まで階段や歩道を登ることができます。石器時代から青銅器時代までの遺跡、線刻画群、礼拝所、参詣道、イスラーム建築、博物館といった6つの要素が評価され世界遺産に登録されました。

ユネスコ世界遺産サイト http://whc.unesco.org/en/list/1230

参考)スライマンについての伝説は当ホームページ「キルギスの昔話」その1の第3をご覧ください。

2.シルクロード 長安・天山回廊の交易路網

2014年にキルギス、カザフ、中国の共同で上記交易路が登録されました。この登録には33の遺跡が含まれています。キルギスで登録されたのは①砕葉城(アクベシム)、②バラサグン(ブラナ)、③ネヴァケト(クラスナヤ・レーチカ)の3ヶ所です。     ユネスコ世界遺産サイト  http://whc.unesco.org/ja/list/1442

アクベシム、ブラナ地図

1)砕葉城(アク・ベシム)は唐の時代、西域の拠点として造られました。砕葉城の中国読みは(スイヤブ)です。アクベシムはこの遺跡がある村の名称でビシケク市からジベックジョル(シルクロード)通りを東へ約70km行ったトクモク市にあります。この砕葉城は当時、交易の中心として栄えた都市でした。「西遊記」で有名な三蔵法師も、シルクロードを通ってインドに向かう途中にこの地を訪れています。また唐の詩人李白が産まれた町であるとも言われています。

当ホームページ「私の旅行記」→「チュイ州」→「アクベシム、ブラナ、ウスカタへ」を参照してください。

トクモク市アクベシム遺跡2 19年6月
キルギス トクモク市アクベシム遺跡 19年6月(撮影 大滝)

2)ブラナの塔はミナレットとも呼ばれイスラム教寺院のモスクに付随する塔です。トクモク市アク・ベシム遺跡のすぐ近く、南に約10キロメートル離れたバラサグン村にあります。塔の高さは現在24メートルですが、建てられた時は46メートルの高い塔でした。何度も起きた地震の影響で破損し現在の高さになりました。

ブラナの塔 19年6月
トクモク市 ブラナの塔 19年6月
ブラナ 石人 19年6月
ブラナ 石人 19年6月 上記2枚撮影 大滝

(以上文 www.Skyticket.jp/guide/10430  キルギスの世界遺産より一部修正)

3.西天山

2016年キルギス、カザフスタン、ウズベキスタンの3か国が共同推薦した、西天山が世界自然遺産として新規登録されました。

西天山遺産キルギス、カザフ、ウズベク

天山山脈・カラタウ山脈にまたがる3か国からなる地域で総延長は約2500km、海抜は約700~4500m。登録はキルギスから(サリ・チェレク国立生物圏保護区、ベシュ・アラル国立自然保護区、パディシャ・アタ国立自然保護区)の3件、

カザフスタンから(アクスー=ジャバグリ自然保護区、カラタウ国立自然保護区、サイラム・ウガム国立公園)の3件、

そしてウズベキスタンは(チャトカル国立生物圏保護区)の1件、計7件の自然保護区と国立公園で構成されています。多様な気候(亜熱帯からツンドラ)のため固有種などが豊かな地域であり、また古生代~中生代の地質から多数の化石も出土しています。
(文 http://worldheritagesite.xyz//kyrgyz/ より一部修正)

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